こんにちは。
滋賀県甲賀市にある有限会社カーテックウカイです。
お客様から、エアコンの故障?というお問い合わせをよくいただきます。
昨日までは普通に使えていたのに、急にエアコンが効かなくなった!
急な故障ってあるのだろうか?
冷風にしても冷えずに暖かい風が流れてくる。
いきなり使えなくなるのは一体何が原因なのだろう。
急にエアコンや暖房が使えなくなったら困ってしまいますよね。
今すぐ使いたいのに使えない。
修理に出す前に何か原因がわかれば自分で対処ができるのに。
そのように考えてネットで色々検索してみるものの知識がないのでよくわからない。
そんな体験をしたことないですか?
エアコンや暖房が急に効かなくなるという相談はカーテックウカイでも結構あります。
この記事では、その原因や理由について書いていきたいと思います。
車のエアコンの仕組み
故障の原因を知る前にまずはエアコンの仕組みを少し知っておいてください。
車のエアコンは、家庭用のエアコンと仕組みはほぼ同じです。
液体(冷媒)を密閉されたエアコンシステム内で循環させ、気化(蒸発)→液化→気化を繰り返し行っています。 気体を液化(凝縮)させるには、気体の熱を奪ってやることが必要ですが、気体を圧縮して圧力を高めてやれば比較的容易に液化することができます。そしてこの圧縮する装置がコンプレッサーです。(出典:株式会社 豊田自動織機)
詳しい仕組みは動画にありました。
ボタンの押し間違い
実はエアコンが効かない!という相談で多いのがこのボタンの押し間違いです。
特に地方では高齢者や年配の方であればこのボタンの押し間違いを疑ってください。
なんか生ぬるい風だなぁ。
暖かい(冷たい)風だなと思っていたら実は暖房(冷房)をつけていたなんてことはよくあります。
故障かな?と思った時はまずはボタンを押し間違いていないかを確認してください。
故障の原因は冷房と暖房では違う可能性があります。
(冷房)エアコンガスの不足や漏れの確認
車のエアコンが効かなくなった時にまず確認するところはエアコンガスです。
エアコンが冷える燃料でもあるこのエアコンガスが漏れていたり不足しているとエアコンは冷えません。
不足していたら補充すればいいのですが、漏れていたら補充してもすぐに冷えなくなってしまいます。
ガスが抜けて、圧力センサーが働くとコンプレッサーは作動しません。
そうでなければ、破損します。
エアコンガスの確認方法
ボンネットを開け、コンプレッサーにあるのぞき窓サイトグラスで残量を確認することができます。
(サイトグラスが見つからなければサイトグラスは無い車となります)
そこで、コンプレッサーを作動さてサイトグラスを覗くと、最初は、白くなり気泡が見られます。
次第に気泡がなくなったり、ちょっと気泡がある場合でも特に問題はありません。
ここの気泡がいつまでも多いままだったり、気泡も何も見えない場合でONにしてもOFFにしても変化が無いのはエアコンガスが減少している可能性があります。
コンプレッサーの故障
コンプレッサーが故障した時も同じようにエアコンが効かなくなります。
ただし、コンプレッサーの故障かどうかまでは素人目にはわからない場合もあります。
ベルトは回っているか?
マグネットクラッチ先端のクラッチプレートは回っているかを確認などコンプレッサーの場合はヒューズやリレーなどかくにする場所が結構あります。
あまり車に詳しく無い方では検討もつかないと思うので、私たちのようなプロに任せ他方が早く解決します。
ガスの過充填でもエアコンは効かなかります
ガソリンスタンドなどでガスの補填した方がいいですよ!と言われて補填したもののエアコンが効かなくなるといったケースが少なからずあります。
その理由は、ガスの入れすぎによって圧力が上がりすぎてエアコンが停止してしまうということもあるので安易にガス補填をするのにも注意が必要です。
(暖房) サーモスタットの故障
車の暖房は、エンジンを冷やす冷却水を利用します。
サーモスタットは温度を一定に保つ装置です。
ここが壊れてエンジンのラジエーターに常に水が流れてしまうと気温が低い場合は冷却水の温度が50度くらいに低下してしまう為に車のヒーターが効かなくなってしまいます。
メータの冷却水温度計が15分間程度走行しても、針が中央まで来ないようでしたらサーモスタットが原因と考えられます。
それ以外に考えられそうな原因は、
バルブ、ウォーターポンプの不良
ヒーターファン、ヒーターホースの不良
エア・ミックスドアの故障
- エア・ミックスドア制御の異常
- 温度センサーの異常
- ヒーターコックのケーブル外れ、破損
などがあります。
が、素人でどうすることもできない場合が多いので、すぐに点検などをしてもらう方が得策です。
自分で原因を追求するよりも信頼できる整備工場で見てもらいましょう
故障になった時にはネットで調べたりすると思いますが、時間だけを無駄に過ごしてしまいかねません。
夏場だと猛暑が続く中のエアコンが効かないのは地獄ではありますし、熱中症の危機もあります。
冬場だと寒さを我慢して乗っているのは非常に辛いことです。
対処法を知りたくなりますが、1番の対処法は早急に信頼できる整備工場に見てもらうことです。
カーテックウカイでは、お電話やメールでの問い合わせ、ご相談は無料で行なっています。
急を要する修理でもご相談させていただきますので、お気軽にお電話ください。
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